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事例インタビュー:チームビルディングにすぐに使えるモチベーションカード

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こんにちは。杉山です。

匿名ならインタビューいいですよ〜という方にお話しを聞かせていただく企画を始めました☆

記念すべき第一回目は、いつもお世話になっているAさんです!

2017年にワークショップを受講されたAさん(職業:エンジニア)が、受講以降も会社が変わった先でもカードやプラクティスをずっと使われていることを知り、とても感激したのがこのインタビューのきっかけです。


どのように使われているのか、どのようにメンバーにマネジメント 3.0やゲームを紹介していらっしゃるのかをお伺いしました!

ワークショップに参加したきっかけ

杉山:では、Aさん、 よろしくお願いいたします!
最初に受けられたのは、記録によると2017年秋ですね。まず、ワークショップを知ったきっかけから教えてもらえますか?

Aさん: きっかけはDoorkeeperのページの紹介文の中に、「働いている人が幸せな方が生産性が高い」という言葉が書かれていたんです。それってどうやるんだろうって惹かれたのが最初ですね。

杉山:そうでしたか!
幸せに働くということの他には、例えば、ムービングモチベーターズなどのゲーム・プラクティスにも興味をお持ちだったのでしょうか?

Aさん:いいえ、あまりわからなかったんですよ。
まず、基本的な考え方が人が幸せである方がというところから、そのきっかけにどんなプラクティスがあるのかなと、教えてほしいなと思って参加しました。

修了するとこういうことができるようになる、というのがよかったんですよね。

(↓Doorkeeperで掲載している文言

Aさん動機付けるとかすごくよくて、リーダーとメンバーの関係をより良くしたいなと思っていました。

杉山:スクラムやアジャイルという言葉からではなかったんですね。

Aさん:スクラムやアジャイルという言葉は気にはしてましたが、会社でリーダーになって、どうやってやっていこうと探してたと思うんですよね。あまり体系的に学んだことがなくて探してたと思うんです。その時に、まずは人が幸せということろから入ってるのがいいなと思いました。
ワークショップの後、ステファンが私の回答がよかったとFacebookに載せてくれてました(^^)
それがこの写真です。

杉山:Aさんのモチベーターの2番目「関係性」に「少なくとも関わった人は幸せになってほしい」と書いてありますね!

ワークショップの感想はいかがでしたか?

杉山:では、ワークショップを受けられた感想はいかがでしたか?

Aさん:全部は持ち帰れなくて、ムービング・モチベーターズとデリゲーション・ポーカー2つはすごくいいなと思って持って帰った感じですね。

杉山:肝心の幸せに働く、という点はどうでしたか?

Aさん:モチベーションのところはすごくいいなと思いました。本人がどこにモチベーションを持ってやってるのかとか、何もないと聞きづらくて。僕にじゃなくてカードにっていうと結構素直にしゃべってくれることが分かりました。

あとは、フィードバックラップですね。使いこなせてるかわかりませんが、あれも使ってみたいなと思ったものの1つです。

杉山:ワークショップ受講後、すぐ実践されたということですね。皆さんの反応はいかがでしたか?

Aさん:ムービング・モチベーターズはすぐやりました。
めっちゃいい」って言ってくれた感想が多かったです。悪い意見はなかったですね。

勿体無かったのが、グループワークにしてしまったために、僕がファシリをやってしまったので、みんなの意見を聞けなかったんです。
実際に個別で聞くのができなかったのが残念だったなと思っていて、全員ではできなかったけど、後々1on1で使って把握できたのがよかったです。

杉山:うれしい感想ですね。そして何度も使われたのですね!
どのくらいの頻度で使われているのでしょうか?

Aさん:コンスタントではないですが、会社が変わるたびに使っていました。

会社を移っても使えるマネジメント 3.0のゲーム

杉山:そう、ここが聞きたかったところでした!

Aさんは転職しても使われていると以前おっしゃっていましたが、他の会社に移っても実践されている理由は何でしょうか?

Aさん:それは相手を知れるからですね。仲良くなれるという表現でいいのか、距離が近くなれるからです。

杉山:なるほど。その時にマネジメント 3.0の説明はしますか?

Aさん:はい。「マネジメント 3.0っていうのがあって、そのワークショップでこういうのを学んできた。一気に距離が近くなって仕事しやすくなるからやってみない?」というような話をしてやらせてもらっています。

杉山:どこに行っても新しいメンバーとは会話が盛り上がるという理由なのですね!

Aさん:最初にチームを作るとか、新しいチームになった時に使うと、一気にワッとチーム感ができてきて、僕ともそうですが、チームメンバー同士とも会話がしやすくなるのでそれがいいなと思っています。

杉山:いいですね〜!ハピネスドアはいかがでしょうか?

Aさん:ハピネスドアはすごく使いやすいと思っていて、僕は使ってますね。
ムービング・モチベーターズの後に、フィードバック欲しいんだよねって言って、感想でもいいんだけど、もっとこうした方がいいよというものも含めて書いてと伝えています。

顔マークの貼っている場所でどんな意見があるのかが分かるのがすごくいいですね。

あと、すぐにできるところがいいです。

杉山:他にこのような振り返りのツールってあるのでしょうか…?

Aさん:KPTなどで一気に振り返る時もありますが、ハピネスドアはフィードバックをすぐに、その場でもらえるところが使いやすいですね。

杉山:ハピネスドアは単体で使われていますか?

Aさん:いいえ、(ムービング・モチベーターズと)セットで使っています。

ゲーム・プラクティスを紹介するタイミング

杉山:次は、使う機会について伺いたいのですが、転職された時は、どのタイミングで使う(紹介する)のでしょうか?

Aさん:様子を見ています。
X社の時は、ちょうどチームを作ろうというタイミングだったので早かったんですよ。「いいのあるんですよね。(使ってみませんか?)」って言いやすかったんです。

杉山:早いというのは、どのぐらいでしょうか?

Aさん:少なくても半年以内には始めていますね。ちょうどチームを作ろうという感じだったのですが、例えばチームが出来上がっているところに行った場合は、なかなか言う機会はないですね。

杉山:なるほど。チームビルディングに用いていますもんね。そのようにチームが出来上がっている場合はどうされるのですか

Aさん:だいたい私はメンバーから入ってリーダーになったときにやることが多いです。
僕のチームを作りたいんです」という感じです。

杉山:おお!その言葉いいですね。
同意をもらってから始める感じでしょうか?

Aさん:どちらかというと、僕が「みんなを知りたいから(ムービング・モチベーターズ)をやらせてほしい」って言っているんですよね。

杉山:なるほど〜!「一緒にやってもらえない?」って言ってもらえるとちょっとその壁が低く、またはなくなる気がしますね。

Aさん:「困ってます」っていうとみんな助けてくれて、「知りたいんだよね」「もっと仲良くなりたいんだよね」という感じで言うと、「やってみます?」ってなるんです。

杉山:それはAさんの雰囲気というかお人柄もあると思いますね!
そう歩み寄ってもらうと私も「いいですね、やりましょう!」ってなります。


では、最初からフラットな立ち位置で一緒にやっていこうっていう感じでお話しするんですね?

Aさん:僕は一緒にやっていこうというよりは、思いっきり下からですね!
基本的に(メンバーは)絶対的に僕よりできる人たちだと思っているんです。その人たちと僕は「うまくやりたいんです」「一緒にやってくれませんか?」って言っています。(笑)

杉山:それいいですよね…(感動) 上からじゃなく、同じ目線、または低姿勢でお話にいくのはチームビルディングには大事だと思ったり、私もチーム作りで同じように心掛けています。

Aさん:こういうチームを作りたくて、最初のとっかかりとしてこういうのやりたいんだよねって話はよくしたりしますね。

杉山:あぁ…私はそういう人についていきたいですね。(感動)
だからAさんはどの会社に行っても支持されていらっしゃるのでしょうね!うまくチームを作っているイメージがあります(^^)

Aさん:上とはうまくいかないことはあっても(笑)、自分のチームが回っていないってことはなかったですね。

9チームに使ってみた結果

杉山:素晴らしいですね!では、他にどのような方に行われたのでしょうか?

Aさん:僕はA社の時は9チームぐらいやりました。
それぞれは、社内にあるたくさんの中の1チームのイメージです。営業で1チーム、開発で1チームというような。人数も多かったり少なかったり、たくさんありました。最低だと3人で、多いと8人ぐらいでしたね。

「自分からやりましょう」と言ったのは自分のチームだけで、それ以外は「やってください」って言われたんです。僕はやる方ですが、外から見てる人は「なんか面白いことやってるな」と思うことが多いかもしれないですね。

杉山:9チームですか!それは直接Aさんに声が掛かるのですか?

Aさん:みんなやり方が分からないから、ですね(笑)

杉山:それらのチームにはどのような特徴があるのでしょうか?

Aさん:営業も含めていろいろでした。今まではエンジニアとしかやったことがなかったので想像はついたのですが、営業の人たちなのにエンジニアみたいな考え方する人がいっぱいいるなとか興味深かったです。

杉山:皆さんからはどのような感想がありましたか?

Aさん:退職した時に営業の女性の方から「あの時の研修(ムービング・モチベーターズ)のことをすごく覚えていて、こんなに周りのチームのことも考えてくれるなんてとてもすごい人だなと思っていました。」というメッセージをいただきました。

杉山:わ〜、それはうれしいですね!ムービング・モチベーターズが繋いだご縁ですよね。

Aさん:営業なので普段はあまり関わりがない人なんですよね。なんならワークショップ以外で話していない人です。そんなに話していない人なのに、辞めた後にわざわざSNSでメッセージをもらってうれしかったですね。

他の部署は、カスタマーサポートとか9チームなので、ほとんどそこら中でやっていました(笑)でも人事だけは自分たちでやりますって言ってましたね。

杉山:なんと!自律的でいいですね。
伺いながら、Aさんがどのチームからも先程のような素敵なコメントをいただいたのが想像できます。

Aさん:そうですね。どの回もハピネスドアで終わったので、みんな「よかった」「よかった」とコメントを書いてくれました。

転職先で使ってみた他のツール

杉山:これは、、転職された現在の会社の事例も期待してしまいますね〜!

Aさんはその会社ではすでに全員の価値観や強みが透明化されてたりチームビルディングができているとおっしゃっていましたが、ムービング・モチベーターズなど出番が無さそうな気がしますが..どうでしょうか?ハピネスドアなどが使えるのでしょうか?

Aさん:ちょうど昨日ハピネスドアやったんですよ。
「ドラッカー風エクサイズをやりましょうの会」で、僕がファシリテーションをしました。その後にハピネスドアをやりました。

オンライン上でしたが、自分の気持ちの該当するところに貼っていってと話すとみんな貼ってくれました。私は分かりやすくていいなと思って使っています。

杉山:さすがですね!HOTな実践事例をありがとうございます!

子どもの教育とマネジメント 3.0

杉山:さて、Aさんもお子さんがいらっしゃいますが、私が子ども向け、教育向けにもっと広義でマネジメント 3.0を広めていきたいと活動していることをご存知だと思います。
過去のキッズメンバーインタビューブログはこちら

最後はマネジメント 3.0は教育に使えるかをお伺いしたいです。

Aさん:関係値にもよるかもしれませんが、家庭の場合、恥ずかしさを取っ払えばいいのではないでしょうか。僕は以前のオンラインイベント用のために家族にやってみましたが、

とても恥ずかしかったので、上手にやる方法があるといいなと思います。

教育のところでは、僕は、デリゲーションポーカーは使えると思っていました。

例えばクラブ活動で、どこからどこまでは先生たちに聞きなさい、どこからは自分たちで勝手にやっていいんだよ、何でもかんでも聞かなくていいんだよ、と伝えられるツールになるのではと思います。

ワークショップの中でも、領域を決めてあげれば自分たちでその中で動いていいんだよというスライドと説明があったと思いますが、それがつくれるんじゃないかなと思います。

杉山:先生と生徒、いいですね。今までは親子・家族の事例が多かったので、まだ先生と生徒という例はなかったんです。
将来は学校にマネジメント 3.0の考えが普及するといいなと思っているので、これはいいヒントでした。
学校に紹介するタイミングがあった暁には、ファシリテーターとしてぜひAさんも来てくださいね!お呼びします!

Aさん:僕、学校の先生になりたかったので、それすっごくうれしいです!

杉山:こんな身近に仲間がいらっしゃったとは、かなり心強いです(^^)
私もがんばります!一緒にファシリテーターとして活動できる日をとっても楽しみにしています。

本日は、たくさんの興味深い話をありがとうございました!

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