「幸福度は、本当にパフォーマンスに好影響を与えるのか?」

Management3.0にも取り入れられている「ポジティブ心理学」に関して、先日はその骨子をご紹介しました。

一時的な快楽や物事の良い側面ばかりを捉えるのではなく、現状を現実的に把握し、人生そのものにおける持続的幸福や、人生の価値を高める方法を探求することが、その要点です。

そして、この「持続的幸福」を感じられているとき、私達は高いパフォーマンス(成果)を発揮できます。

 

もしかしたら、読んでくださっている方々の中には、幸福度がパフォーマンスへ良い影響を与えること(幸福度が高い⇒高パフォーマンス)に、納得がいかない方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかしながら多くの科学的な実証研究において、この説が正しいことが示されています。

 

ショーン・エイカー著『幸福優位7つの法則』によれば、以下のような研究結果があります。

・272人の社員の幸福度を測り、18か月後に仕事の業績を追跡したところ、当初の計測において幸福度の高い社員は、そうではない社員に比べ、給料が高く良い評価を得ていた。

・数学のテスト前に生徒へ、これまでで最も楽しかったことを考えるように促した結果、それを行わなかった生徒に比べて、はるかに良い成績を収めた。

・意図的に幸福度を高められた医師は、そうでない医師に比べ、2倍の速さで正しい診断を下し、診断ミスは1/2以下だった。

 

ビジネスでも学問でも、大人でも子供でも関係なく、幸福度やポジティブな感情は私たちにプラスの影響を与えます。

さらに興味深いのは先程挙げた例のうち、医師への意図的な行為は「診察前に飴を配る」という些細なことだったのです。そのような細やかな幸福感でさえ、私達に大きな優位性をもたらしてくれます。

 

夜寝る前に、朝の出勤後に。最近、皆さんに起きた喜ばしいことを、想い出してみませんか。

幸福度による優位性を活用することが出来るはずです。

 

文:溝上 真璃
ポジティブ心理学プラクティショナー